Quantcast
Viewing all articles
Browse latest Browse all 15

くまもと赤の音楽祭

ご無沙汰しております、柿木綾乃です。
昨夜、熊本県立劇場で「くまもと赤の音楽祭2014~Thanks 50~」というコンサートがありました。
世界的に有名な、マルコス・ヴァーリさん、リチャード・ストルツマンさん、そして天草出身で世界で活躍しているマリンバ奏者のミカ・ストルツマンさんをはじめとした方々が、クラシックやボサノヴァを奏で、私たちを魅了しました。
総合演出は、天草出身でミカさんの同級生という、放送作家の小山薫堂さん。
この日はミカさんの記念すべき50歳の誕生日ということで、小山さんからのサプライズ演出もあり、くまモンも登場。
コンサートホールの全員が一体となった印象でした。
これまではあまりコンサート会場に行くことがなかったのですが、音楽機器で聞くよりも、生演奏は空気の振動、躍動が直接胸に響くような気がしました。
そんな素晴らしい音楽を感じながら、考えたこと。
現代に生きる私たちは、日々の生活の中で「無」になることがあまりない気がします。
色々な情報が入ってくる中で、それを取捨選択することはあっても、自分自身の価値観をゆっくりと噛み締める時間は、そう多くない。
例えば趣味でランニングをしたり、料理をしたり、そうしたインプット作業があまりない時間の中では「無」になって自分のことを考えられる気がします。
私の場合は、今回のコンサートで音楽を感じながら、ふと「幸せ」について考えている自分がいました。
私は、幸せは「自分の中にあるもの」と思っています。
よく、愛の告白で「必ず幸せにするから」とか「幸せにしてくれますか」というシーンがあります。
でも、私はあまり「人に幸せにしてほしい」とは思いません。
幸福感も、悲しみも苦しみも、感情は自分の中にあるから、全ては自分次第。
「僕には君のことを幸せにできないから、別れよう」という台詞が、あるドラマでありましたが、
私の場合、実際に相手に言われたらがっかりしてしまうかもしれません。
自分の幸せは自分で決めたいという思いもあり、人のものさしで自分の幸せを測られるのが好きじゃない性分のようです。
その分、自分の選択を人の所為にせず、責任を持たなければならないとも思いますが。
そう考えると、今回のコンサートに出演された皆さんはきっと、奏でることが自分にとっての幸せで、だからこそ聞いているこちら側の心にまで響くのだと思います。
幸せは、自分の中にある。
生きていく中でそのまま見過ごしてしまいそうなことであっても、幸せを感じられる、心が満たされた人間でありたいし、その充実感をもって他人とも接していけば、関係性も自然とプラスのスパイラルになるのかな……
なんてことを考えました。
少し仕事でバタバタとしていた分だけ、コンサートにとても癒されました。
「くまもと赤の音楽祭2014~Thanks 50~」に感謝、素敵な一夜となりました。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 15

Trending Articles