去年、日本文化のひとつ「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録されました。
和食の慣習や技術、日本人が和食とどう向き合っているかなど、
和食という「食文化」そのものが評価されたものです。
無形文化遺産への登録後、世界中から注目されている和食。
年が変わり今月10日にも、和食の魅力と未来を語り試食するイベントが、
ロンドンの日本大使館で開かれました。
イギリス政府の閣僚・議員、食品業界の専門家、報道陣など、およそ120人が参加した会場では
「UMAMI(うま味)は世界を幸せにする」という声も聞かれたといいます。
また静岡県では、海外の料理人を対象とした和食の教育機関を設置する方針を明らかにしています。
平安時代の末頃から1000年近く受け継がれてきた和食ですが、各地域での郷土料理は様々。
47都道府県の中から選抜された、各地の和食を特集した
月刊誌『SAPIO』3月号が、現在発売中です。
「世界に誇るご当地和食」と題し、地方局のアナウンサーが紹介。
私も、歴史を感じられる「熊本の和食」をプレゼンテーションしています。
無形文化遺産登録のポイントとなった、
・新鮮な食材と調理
・優れた栄養バランス
・年中行事との関わり
・美しさや季節の表現
を重視し、さらに歴史的背景のある「おもてなし」溢れる一品を選びました。
月刊誌『SAPIO』の紙面を通して、熊本の食文化の歴史や奥深さを感じていただけると嬉しいです。